第一章 処女を売った日

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「あれじゃん?」 ミホちゃんが一人の男の人を指差した。 見ると電話で話したとおりの服装。 ジャケットにストライプシャツを細身のパンツに合わせた清潔感ある男の人が一人で立っていた。 「トモ子。」 「なに?」 理央ちゃんに呼ばれて振り向いた。 「マンションでも話したけど絶対に番号やアドレスを教えたらダメだよ。」 「うん!わかってる。」 私は理央ちゃんに心配かけないように強くうなずいた。
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