第一章 処女を売った日

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今から見ず知らずの男に抱かれるのかと考えた瞬間、不安に襲われた。 そのときの私の目は… 迷子の子犬みたいな、すがるような目をしていたんだと思う。 振り向くとさっきまで一緒にいたみんなはもういなかった。 それぞれ相手との待ち合わせに行ったんだ。 だけど理央ちゃんだけは残っていて私のことを見ていた。
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