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オレはその辺りにいた男に問う
「おいロウズは何処だ?」
「ロウズですか?それならば今裏庭のほうにいらっしゃると思いますが」
男はニッコリと「本当」の笑顔でない笑顔をオレに向ける
胸糞悪い……
「ありがとう…」
オレが背を向けると男は一礼をし去っていった
裏庭へと足を急がせる
いた………
「ロウズッ!!」
オレはロウズの背中を見ながら声をかける
「あっ…キユ様」
ふんわりと微笑みオレに近付いてくる
「どうなされました?」
ロウズは綺麗だ腰まである銀髪に竜の耳にピアスそして蒼色の瞳
「いや……城の中は居心地が悪くてな……」
オレが苦笑いをするとロウズも少し苦笑いをする
「そうですか…わたくしも城の中は好きではないです」
まあそれはそうだろうな…………
ロウズは「半竜騎士」なのだから
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