派閥の誕生

2/8

2人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
さぁ、昼休みの始まり。校庭に行く者、教室に残る者、隣の教室に行く者など様々だ。マサフミはタカヒロとイクミを連れて廊下に出た。ユウスケは珍しく、教室で一人写真を見ている。普段ならアキオ・マサミチ・ヒデタカらとドッチボールを三組の奴らと勝負しに行くのに…『どうした?珍しいじゃん』ポンっと肩を叩きながらアキラは言った。写真を伏せ、【何でも無い】そう言うとユウスケは写真をしまい、教室を出て行った。アキラとユウスケは仲が良い分けでは無いが給食の時間前の事を気遣い、声を掛けたのだ。それを見ていたケンイチは、『何だよ。あいつ。行こうぜアキラ』ケンイチとアキラ、マサミチは家も近所で親友同士だった。席替えしてからマサミチはアキオと気が合い学校内では良く話す様になり、一緒に行動する仲になっていた。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加