第一章

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真姫には信じられなかった。いつも自分のことを考えていた人のことを何であんなに言ってしまったんだろうか。 真姫は少し反省し始めていた。 そんなとき 「ただいま帰りました。」 とニコニコ顔の泉が帰ってきた。 「いやぁ最近はいろんな商品が出てるんですねぇ~ちょっとワクワクしてました。」 なんとも締まりのない顔で帰ってきた。 そんな顔を見て彼は優しいのだと感じた。 いつもその場を盛り上げてくれるカリスマ性があるのではないか? 自分より彼がテレビに出た方がいいのではないかと思う。 そんなことを考えてフリーズしていると 「真姫さんなに食べます?」 と顔を覗きこんでいるのに気がついた真姫は 「きゃっ」 と尻餅をついてしまった。
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