序章①

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出会いと別れの季節。 浪人生の俺はどちらでもない気がする。 受験に失敗し、当たり前のように通う事になった予備校。 テレビでも有名なあの花京院予備校だ。 少ない脳ミソをフル活用する毎日。 おかげで頭の中は燃えつきるほどヒートだ。 この覚えた公式で出た答えは、人生において何の「答え」なのだろう? …………。 「ハァ💨…」 小さな溜め息一つ。 理由は自分でもわかっていた。
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