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「他の男としゃべらないで!!」
あなたの言った言葉に正直びっくりした
あなたは怒鳴ったりしない人だから
一言多いけど…
私が
「あなたの彼女じゃないし」
って照れ隠しで言っちゃったの
やっちゃった…
なんて一瞬身が竦んだんだけど
あなたは思いのほか正直だった
耳まで真っ赤になったあなたが
俯きがちに立ちすくむから
なんだか罪悪感に苛まれた
「ごめん、ごめん」
いつもみたいにふざけ半分で
宥めてはみるけど
あなたは何も言えないままだった
「俺…!!」
あなたが“何か”を言おうとしたのは
なんとなく分かった
でもどうしても私から言いたかったの
「待って!!」
ストップをかけたもんだから
あなたはキョトンとしてたの
今でも思い出せる…
「実は私…ずっとあなたの事が」
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