第三章

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  「これ聴いて」って差し出したイヤホン   彼の好みは知り尽くしてる 絶対外さない かけてもいい   「うんー」って言いながら 私の話しをオールしかと   「聞いてる?」なんて 卑屈なこと言ったけど それは子供の反抗期 言わば私からのSOS   気付いて欲しいの 私の気持ち   そっぽ向いたままの彼 私の事は見てくれない   気付いて欲しいの 私の気持ち   こっち向いたかと思ったら 別の女性があなたの瞳に映ってる   冷たい言葉 でも本当はそんな事が言いたいんじゃない   “私の事を見て欲しい”
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