第五章 そして王女は騎士となる

2/26
前へ
/844ページ
次へ
普段、どんなに疲れていても人より早く起きて与えられた仕事をこなしていたエルはフレッシャー王国へ来た1日目も誰に起こされたわけでもなくパッチリと目を覚ました。 辺りはまだ薄暗く物音がしない。 エルはベッドから起き上がり、バルコニーへ出てみた。朝の冷たい空気が心地よく、手を広げて深呼吸してみる。 パンを焼く匂いがどこからか漂ってきてエルはうれしそうにキョロキョロした。
/844ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4125人が本棚に入れています
本棚に追加