第五章 そして王女は騎士となる

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まだ薄暗い廊下には灯りがともされている。エルは行くあてもなく廊下を歩きだした。途中で警備の兵やメイドたちに出会ったが、皆おじぎをしてそそくさと行ってしまう。 「皆、仕事があっていいな~」 今まで朝やることがたくさんあり、忙しくしていた身としてはこののんびりした時間がなんだか物足りない。 エルは厩舎へ向かうことにした。
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