第五章 そして王女は騎士となる

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式典まではまだ時間があるのでエルは所属することになる騎士団へと案内された。白く変わった短い髪に眼鏡をかけたやさしそうな男性が案内役をしてくれる。シシーが呼び出したその人物が何者なのかはわからなかったが、ただ者ではないことは感じられる。エルは彼のにこやかな説明に相づちをうちながらじっと観察していた。 王立騎士団は第一班から十七班まであり、エルが所属することになる騎士団は第十七班だ。案内された部屋には五人の男性と二人の女性が待っていた。
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