第四章 フレッシャー王国

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エルディアの言葉に姫は優しく愛らしい笑顔を浮かべた。 「きっとそう言ってくださると信じていました。」 「ではさっそく明後日出発ですね。」 暖かい空気を切り裂くようにロアンがニコニコと事務的に言う。 「はぁ~?明後日?無理ですよ。そんなに突然。」 エルの悲鳴が辺りに響き渡った。 「大丈夫ですよ。人間、本気を出せばなんだってできるものです。」 笑顔で押しきられエルは何も言えなかった。
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