紹介の女

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  無事に荷を積み、北九州へ向けて国道3号線の上り。   静かだが妙に存在感のある○美ちゃんを見ると途中のコンビニで買ったであろう分厚い漫画本が2冊…  ついに出発から我慢してた無線のスイッチを入れた。     同業者の○○特急さんの声が聞こえる…😱   ちなみにボクのコールは[桃次郎]   ヤバイ…今日は絶対に会いたくない人だ…。 無線で喋ると居場所がバレてしまう。 しかも、ランデブー(複数の車輌で無線で喋りつつ並んで走行)して行こうと言われるハズだ。   無線を傍受しつつ状況を把握した! 特急さんは俺の後方から追跡スタイルと言う事が判明💦   無意識にアクセルを強めに踏む! その時‼前から見覚えのあるトラックが‼   神はボクを見捨てた…   これまた同業者の○竜丸サンだ😱   すれ違ったらベットに座ってる○美ちゃんを見られてしまう…   ○竜丸サン 『桃ちゃ―ん!上り異常なーし! 気ぃつけてねぇ』   ボク 『○竜丸さんレポートどーも!  下りも異常なーし。後ろから特急さんが来てるみたいなんでスライドしたらヨロシクお伝えくださーい』   ○竜丸サン 『りょ~か~い。ぁ!  いま特急さんとスライド完了ば~ い。桃ちゃんのすぐ後ろ-  桃ちゃんからよろしゅう言うと って~背後霊の方にもね-♥』   ボク 『了解しましたぁ…』 (やっぱバレてる⤵)   ※想像してください。特急さんは田代まさしを極悪にしたような人です。     特急サン 『ンももちゅぁ~ん♥』    
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