ジャイアニズム

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ふと一瞬目が醒めた。 暖かい… 麗は…? どうやら糸の切れた自分を抱き留めているのは麗のようで 暖かい両の手 しかしその肩は震えていた。 蹲り、啜り泣くようなか細い声で 遠く、聞こえたような気がした しかし、答える間もなく戒の意識は闇に墜ちていった 贖罪の懺悔だけが延々と続いた ――ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…        
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