304人が本棚に入れています
本棚に追加
ふと一瞬目が醒めた。
暖かい…
麗は…?
どうやら糸の切れた自分を抱き留めているのは麗のようで
暖かい両の手
しかしその肩は震えていた。
蹲り、啜り泣くようなか細い声で
遠く、聞こえたような気がした
しかし、答える間もなく戒の意識は闇に墜ちていった
贖罪の懺悔だけが延々と続いた
――ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…
最初のコメントを投稿しよう!