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オルタナティアは、辺りを見回し純白の天使の翼に魔力を込める。
脳内に魔法陣が形成され、翼にまとう。
展開された魔法陣がホログラフィーのように浮き上がり、ふわりと彼女を浮かび上がらせた。
「アンドレアにクッキーでも差し入れようかしら」
オルタナティアは、ハーベストから南にある街にクッキーを買いに行くことに決め、ゆるゆると羽ばたかせて飛んでいった。
風もなく澄んだ空は美しく、飛ぶには最適な陽気だった。
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