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「佐倉さま 君に渡すべきものを土下に埋めておきました。きっと君は見つけるのにひどく苦労をするでしょう。だからヒントを送ります。はやく早く、見つけて下さい」 たったそれだけの文章が紙の真ん中にぽつりと佇んでいた。二枚目は白紙。 三枚目の折り畳まれた紙を開けば、再び真ん中にぽつりとあった。 「私は沼の淵で待っております。会いに来て下さい。でももし私を見つけられなかったのならば、こんな手紙を燃やしてしまって下さい。あなたに返したいものもある」  
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