第一章

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バタバタ…― 俺は忙しそうに井本を診る看護婦さんや医者を呆然と見ていた。 ピ―… さっきから音は全く鳴り止まない。 『藤原さん…。残念ながら井本さんは◯時◯×分…、亡くなられました。 ご愁傷様です……。』 「う…嘘やろ……?お前ファンの皆泣かせたあかんいうたやん…!! 涙流してくれたやん…!…グスッ…」 「………」 井本は返事をしなかった…。 そこであらためて実感した。 ―井本は死んだんや―
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