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…え!?
女って!?どーゆーこと!?
びっくりして、目が点…とは正にこのこと。
「とにかく、私の愛人になりなさい。」
な、なんで!?
無理!!
だってママだよ…
って言葉はぐっと抑えた。
だって、今さっき死ぬ気になれば、何でもできると言ったばかり。
「髪を切りなさい。」
そう言って、2万円を渡してきたママ。
「また来週来るから、髪を切って新しい服を着て、昔の葉月に戻りなさい。」
そのままさっさと立ち上がると、会計を済ませ家まで送ってくれた。
車の中でもまだパニックの私。
ママの荒れた頬をボーっと見ていた。
私、この人を抱けるのかな…
私の中ではママはママ。
抱かれるのは目を閉じてれば終わるけど
ちゃんと抱けるんだろうか…
想像するだけでも身体が拒絶する。
ママが嫌なんじゃなくて、ママをそんな風に愛してなかったから。
ママは好きだけど、愛とは違う。
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