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次の週の月曜日、ママが会いに来た。
また車で2時間かけて、サングラスをかけ眠そうな目。
前会った時と同じ喫茶店へ。
「葉月に戻ったね。」
うれしそうなママの笑顔。
ママの笑顔に安心した私は、思い切って聞いてみた。
「何故、私を愛人にしようと思ったの?」
少し考えるママ。
タバコに火を点け、煙りと同時に
「興味があったから。」
と吐き出す。
「えっ!?女同士にってこと!?」
そうだ、と何も言わずに頷くママ。
今、どうしようもない男が居て、そんな時、私から電話があり
気分も変わるかと、ちょっと遊んでみようかと思ったと
すごい事を正直に話すママ。
でも、ママのこの正直な言葉で
なんだか気が抜けたと言うか
張り詰めてた気持ちが一気に緩んだ。
とことん遊ばれてみよう!と思えたんだ。
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