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酷い!
気持ち悪い!
私はキレた。
「ずっと私を騙して、何するつもりやったん!?会ってどうするつもりやったん!」
偽ヒロ
「べつに騙してない。女や言うたか?」
…確かに。
でも、あの掲示板は男子禁制のはず。
あまりの腹立たしさに無言でいると
「ここまで仲良くなれたのも縁や。会おうよ。」
…はぁ!?
私は本気で怒っていた。
こいつに痛い目合わせてやりたい。
ひとまず怒りを抑え、震える声で優しく言った。
「明日会うのは無理。ずっとヒロが女やと思ってたから、ショックで…」
無言の偽ヒロ。
「もう少し待ってて。メールは今まで通り続けて、ヒロが男でもいいと思えたら会うから。」
偽ヒロも悪いと思ったんだろう。
「分かった。待ってるから、いつでも電話してきて。」
とおとなしく電話を切った。
…ここからだ。
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