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すぐさま友達の家に電話をかける。
私の同級生、まみ。
私の理解者の一人でもある。
まみに、掲示板から始まった、ヒロとのいきさつを全て話した。
「私にそいつのメアド教えて。」
そうくると思ってました!
「そういう男はあちこちの出会い系に登録してるはず。」
まみは私が転送したヒロからのメールを読みながら、話す。
「こいつ最低やな。」
私は涙が溢れてきた。
悔しい。
同性愛がばれた、10代の頃を思い出した。
男友達のいやらしい目。
興味津々に聞いてくる、無神経な男友達。
ヒロも、興味津々だったんだ。
私が今まで大事に誰にも話せずにいたことは
ヒロにとっては興奮材料でしかなかったんだ。
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