新しい世界へ

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その一方で、さちは元気がなくなってきた。 私との約束も、ドタキャンすることが多くなり 「身体がだるいから。」 と言う。 心配して電話をかけても出ない。 数時間後 「寝てた」 と言ってかけ直してくる。 さちは何か隠してると思った。 私には言いたくない何か。 私は、さちに会いに行くことにした。 さちは、電車で1時間かからない場所に住んでいた。 今からでも遅くないだろう。 急に思いたった私は、さちにメールをすると電車に飛び乗った。
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