新しい世界へ

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しばらくお互い黙って、さちのパソコン画像を見ていた。 「そろそろ帰るわ。」 立ち上がり、玄関へ向かうと、さちが慌ててパソコンを消し着いてきた。 「駅まで送るよ。」 無言の車内。 駅までの5分の道のり、お互い何も話さなかった。 駅に着き、車をロータリーに停めるとさちが 「これからも友達でいてくれる?」 と聞いてきた。 「もちろん。」 笑顔で答え、手を振り別れた。
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