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イチ
僕は学校が嫌いだ。
授業にはついていけてないし。僕の脳が勉強を拒否しているのか、全然頭に入らないんだ。
僕の座席は窓際にある。よく、空を眺めていた。
だから、よく先生に注意を受けていたんだ。
…でも最近じゃ何も言われなくなってきた。見離されたのかもしれない。
けど、僕はそのほうが気が楽だった。
僕はそんな日常を過ごした。
ある日、学校から自宅までの帰宅途中で一匹の犬と出会ったんだ。
いつものように、公園の脇を歩いていたら、ふと金網の向うに目が止まった。
ちょうど、砂場で犬がうずくまっていたんだ。
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