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自然と僕は、この家の住人になっていた。 少年の名前はイチという。 母親がそう呼んでいたので知ることができた。 僕の名前はイチタロウ。 公園でイチと出会い、抱き締められたときに、僕の首輪にそう書かれてあるのを、イチが見付けすぐに名前を分かってもらえたのだ。 それにしても。イチ…初めて聞く名前じゃなかった。
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