代表決定戦に向けて

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 んで、20分位かな? ちょっと迷ってたら会長が来たんだ。 「ちょっと貴方、学園生活開始直後に遅刻ってどういうつもり!?」 「あ、すいません。てかアンタ誰?」 「私はエルティス・レイフォード。君と同じクラスで、君を呼ぶように言われてるの」 「レイフォード……」  レイフォードって、確か名門だろ。  しかも女だし……んで、それを昔に地上で身分の高い女に挨拶ってのを昔聞いた事があってな…… 「確か~……初めましてエルアルト・クライストです。で、次が……」 「……は? ……ちょ、何?」  確か……丁寧語を使いながら、両手で手を握って…… 『待て待て待て!? その時点で何か変だから!!』 「ん? 前髪邪魔だな。まあ頬で良いな。似たような物だし」 んで…… 「──~~!!」  何か、言葉になって無い悲鳴を上げてたな。 『やったのか! そんな朝からショッキングな挨拶を貴族の15、6の女にやっちゃったのかァァ!? お前ェェ!!』  ま、大体こんな感じだけどさ…… 「え? 上流身分の男女ってこんな挨拶するんだろ?」 「断じてやらん! 寧ろそんな馬鹿な事をやるお前天下無双の天然馬鹿野郎だ!」  今の今までライアンは何度もツッコミを入れたが、エルアルト本人は何も分かっていなかった。
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