5人が本棚に入れています
本棚に追加
終着
「オレ」は吊るされている、
漂うは赤茶けた地球の破片。
宇宙は究極的に歪み、
過剰な色彩を追い出していく。
ベタな感情も蚊帳の外、
すがり付く救世主がすがり付く脚。
成り立つ歴史さえのまれ、前も後ろも絶景絶壁。
踏み外せば暗楽?
それは、何事もない日常と同じ。
笑い声と悲鳴が共鳴、調和していく。
踏み出すも踏み止まるも勇気。
聞き慣れた説教の根さえどこかで途絶えている。
法の陰に立つ欲さえ正当な法衣纏う。
因果応報、理性という欲望を纏う。
自分の感情さえ
鵜呑みに出来ない俺は、
あえて言うなら
有ることも無と呟く。
最初のコメントを投稿しよう!