何処にも、何時にも、無い

俺の終わり

連れ添う自分に、
問いかけられ無視した。

死ねるもんなら死んでみろ。

何故、俺は今？
何故、俺は此処？

必要ないと書いただろ？

未熟な沈黙。

不機嫌なイヴと傲慢なアダム、
釣り合わない各々の存在。

無色と無色が
交ざり別々の進化、
崇高な世界に体で尽くし合う。

終わると君は溜め息をついた。

見ることをやめた、
聞くことをやめた、
其処には何も無い。
切り捨てていく、
出来事は猿字、
イカサマな天秤に置かれた有と無。

変わりはしないのに。

それは、俺の言葉の中、
それは、恵まれているか？

俺の終わり、
人の終わり、
世界の終わり、
全ての終わり、

何ら違いのない。

世界が幾つあったとしても。
何も始まりは無く
終わりは無い。

価値付ける「君」に無いのだからと…