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眠るあなたの顔はあどけなくて。
年相応に見えた。
死神なんかじゃなくて
ただの女の子だった。
ゆっくりと眠ればいい。
僕らの涙も時期に止まるから。
あなたの分まで生きるから。
そしてこの世界に輪廻という物があるならば
生まれ変わってもまた僕らに出会って欲しい。
あなたが気付かなくても僕らは必ず気付いてみせるから。
またあなたを愛するから。
今度こそあなたを守ってみせるから。
あなたが絶望など知らぬように
あなたが幸せに笑えるように
心から誰かを愛せるように
僕らが守るから。
「お休み…春風。」
そして貴女はいなくなった。
僕らに愛を教えてくれた貴女は
最後まで優しかった。
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