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「そんな事無いです…」
お母さんの方が、ずっと苦しんでいる筈…
すると、お母さんはウチの顔を見て、目を細めた。
きっと涙で腫らした目を見たのだろう。
「……アホやなぁ?あのバカ息子。
こんな可愛い彼女、こんな泣かして……
ユウちゃん…ほんまごめんなぁ」
ウチは全力で否定したかったが、涙で言葉が詰まり、何も話せなかった…
何十分か経ち、やっとウチが落ち着いてきた頃。
おばちゃんは再び口を開いた…
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