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美奈世は返信した…
美奈世の胸はときめいた。
あの日以来、風間は社内でも 目を合わす事を避けているように思えていたから…
お酒の席での お遊びだったのか…
酔った上での行為を忘れてしまったのではないか…
あれこれ 考えてはいたものの…
美奈世にしてみれば
あの夜の情事は
鮮明に脳裏に焼き付き
初めて、官能的に身体を支配された快感を忘れる事は出来なかった。
しかし、美奈世の方から話し掛ける勇気など あるはずもなく…
半ば諦めモードに切り替えていくしかないと思い始めていた時に届いた誘いメールは
美奈世を幸せの絶頂へ導いたのは言うまでもない。
会社ビルの大きな窓から見える空は、
今にも 降り出しそうなドンヨリした雨雲で覆い尽くされていたが、
美奈世の気持ちは
キラキラ輝きに充ちていた。
【駅裏の『ロジック』…19時に…】
美奈世は 高鳴る胸のドキドキを抑える事が出来なかった。
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