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新しい恋
あきらめなければと頭ではわかっていても
そうも出来ない心が痛んでしょうがなかった。
そんな時、男子達の間である髪型が流行る。
それは髪をツンツンに立たせる髪型。
流行りに敏感な男子達はみんなやっていた。
そう西川くんも。
でもそれがあきらめるキッカケになるなんて思わなかった。
なぜあたしがあきらめられたか
それはその髪型が好きじゃなかったから(笑)
あたしは心をリセットできてスッキリした。
それからちょっとたった頃。
あたしは同じバスケ部の男子に惹かれ始めた。
同じクラスにもなったことなくて名前も知らないし口も聞いたことがない彼をどうしようもなく好きになってしまった。
うちの中学は2つの小学校から集まっているから知らない子たちもたくさんいる。
だから自分のクラスの別の小学校から来た子にアルバムを見せてもらった。
それでやっと彼の名前を知った。
名前は中野幸人(なかのゆきと)
こんな気持ちは初めてだった。
ちょっとでも彼のことを見れただけで自分が浮いちゃいそうなくらい嬉しくて、どうにかなっちゃいそうだった。
部活の時しか見れないから休み時間のたびに廊下に出て彼がくるのを待ったり
部活の練習がない時も自主練として行ってみたり。
こんな幸せな片思い初めてだった。
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