エイプリルフール

3/3
8人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
「…うわ!」 「今日はエイプリルフールでしょ。」 雲雀はそうもう一度言うと中から扉を締めて鍵まで掛けた。 まさか此処まで拒絶されていたとは思っていなくディーノは眉を下げて閉ざされた扉を見つめながらノブに手を添える。 名残惜しそうに雲雀の最後の言葉を思い出しながら。 …エイプリルフール? 嫌い 段々と湧き上がる期待は自惚れじゃないとディーノは確信を持つ。 きっと愛しい子はこの部屋で顔を真っ赤にさせているに違いない 知らぬ振りして今日は帰ろう *終わり*
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!