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「…うわ!」
「今日はエイプリルフールでしょ。」
雲雀はそうもう一度言うと中から扉を締めて鍵まで掛けた。
まさか此処まで拒絶されていたとは思っていなくディーノは眉を下げて閉ざされた扉を見つめながらノブに手を添える。
名残惜しそうに雲雀の最後の言葉を思い出しながら。
…エイプリルフール?
嫌い
段々と湧き上がる期待は自惚れじゃないとディーノは確信を持つ。
きっと愛しい子はこの部屋で顔を真っ赤にさせているに違いない
知らぬ振りして今日は帰ろう
*終わり*
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