天才(笑)vs17人の男子生徒

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ちなみに斉藤先生は1―Bの担任。 ハゲた頭とテカテカの脂顔が輝く憎いほど光を放つ先生だ。 「疼く……第二の自分の心が激しく疼く……委員長……離れてくれ!!」 「早く行きなさいよ」 俺は厨二全開の台詞と空気を発散させるが委員長の冷酷な一言に砕け散った。 …今来たばかりなのにもう職員室行くの? …そんなわけで俺は今職員室という名の虎穴に向かっているが… 「あの…そこどいてくれません?」 「うるさい黙れ死ね」 こんな鬼畜台詞をあっさり言う姉貴が俺の行く手を阻みます。 「職員室に行かなきゃいけないんだよ…早くどいてくれ。」 「あたしがお前に道を譲る理由は?」 「誰もが羨む姉弟だから。」 「心にも思うこと言うんじゃねえよ…しゃあねーな」 姉貴は珍しく素直に道を譲ってくれました。 「お…おう…やけに素直だな姉貴。」 「斉藤の先公が授業開始まで来なけりゃ数学の成績欠点だってさ、ちなみに授業開始まで後1分。」 「チクショオオォォォォ!!!!」 やりやがりました…とうとう姉貴は俺の成績を蹴落とすという愚行をやりやがりました。 俺は黒髪黒目の少年も真っ青なスピードで職員室に向かって走った。
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