とある日常

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結局無理やり乗せられた俺は流れていく景色を眺め、嗚呼俺はこれからどうなるんだとわざとらしく人生を悲観してみた するとお嬢様は端麗な顔を歪ませ、「少しは黙ってなさい」と眼前に指をつきたててくれました 黙っててくれれば可愛いのに 「まったく、面倒なのは嫌いだって言ったろうが。何する気かは知らんが俺に迷惑がかかる行動は止めてくれ」 時計を見れば既に6時を過ぎている ねぎの奴、今頃腹減ったって騒いでるだろうな 「無病息災、安全第一。危機回避が俺のモットーなんだけど」 「それが私に何の関係があるの?」 前言撤回 この箱入り高飛車お嬢様は黙っていようが可愛くない 「私は高柳 美羽。麻不和学園の1年よ。あなたにはちょっと頼みごとがあるの」 「断る」 「・・・・・私はまだ用件を言った覚えはないわよ」 「頼みごとがあるんだろ?それで十分だ。断る」 あ、お嬢様の眉間に皺が と同時に高々と振り上げられる手のひら 「おい、まさか・・・」 車内にそれは素晴らしいまでにいい音が響いた _
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