とある日常

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倒れ込むようにして出て来たのは、恐らく俺より1,2こ下であろう少女。 気の強そうな瞳。 髪を左側でポニーテールのようにして縛っている。 なんて言ったっけ、あーゆー髪型。 まぁ、いいか。 よく見れば服が乱れていて、高そうな制服のリボンや袖の一部が引きちぎられていた。 あーどこぞの馬鹿が手でも出そうとしたのかぁ。 あの格好じゃ、そりゃ狙われるわ。 「そこのあなたっ!!」 少女がいきなり大きな声を上げた。 そしてその姿を確認すれば、びしりと立てられた少女の指が向けられていたのは俺。 あーやっぱそうなんのね。 _
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