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「・・・・・なんすか」
顔に出てたんだろうな、面倒臭いって。
少女は、一瞬眉をひそめたがすぐに戻してたてていたその指を自分の真後ろに回した。
「あれを片付けて」
視線を向ければ強面のお兄様方が。
逃げてやろうかとも思ったがいつの間にか野次馬は輪の中に俺を入れていやがったので逃げ場はない。
「・・・・・・仕方ねえ」
渋々少女を下がらせて、お兄様方の前へ立つ。
俺、これでも170㎝あるんだけど、強面のお兄様方の方が背が高いので見上げる形になる。
ちょっとショック。
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