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「何か勘違いをしているようですねぇ、これは尋問ではなく命令なんですよ?貴方がたに選択権はありません」
男は不適に笑う。それでも二人は沈黙を貫いた。
「…まぁ、いいでしょう。ただこれを見てもまだ黙秘を貫けますかねぇ」
男が合図をすると大斧を持った男が前に歩み出す。
大斧を持った男は妻の方へと歩み寄ると妻の体を抱き抱えた。
「…!貴様!!何を!?」
「黙って見ていれば分かりますよ」
大斧を持った男は妻の体を夫の前の地面にと乱暴に投げ落とした。
「…ぐぅッ!」
痛みにもがいた妻の首に容赦なく大斧の刃があてがわれる。
「クスッ…おやおや、乱暴ですねぇ、最後の時位、綺麗にさせてあげればいいものを」
微笑した男。大斧を持った男もニヤリと笑った。
「…貴様!!」
これから何が行われるかと察した夫は手を縛られながらも立ち上がろうとする。
だが男がそれを許さなかった。
再びみぞおちに蹴りを見舞うと頭を踏み付けた。
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