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次に、大虚(メノス)の進化ついて
「ギリアン」に,個'は無い
最下級の大虚(メノス)は「ギリアン」と称され,幾百の虚(ホロウ)が折り重なり生まれた'とされる
だが、しかし
それは正確には誤りである
虚(ホロウ)は亡くした中心(こころ)を埋めるため魂の渇きを消す去るために人間の魂を喰らう
だが
何故か、その,渇き'が極端に強い虚(ホロウ)は同属である虚(ホロウ)の魂を求めるようになる
同属の魂を欲する虚(ホロウ)たちは自然と集まる
そこで虚(ホロウ)は、互いを喰らう
そうするうち魂が溶け合い,個'を失い、莫大な霊力を持つ巨大で愚鈍(ぐどん)な「ギリアン」となる
だが、共食いの中の一体の能力や自我が余りにも,他'を超絶していた時、稀に「ギリアン」と化して尚,個'を失わぬものが現れる
そのものは更に他の「ギリアン」を喰らって進化を続け
やがて
その名を「アジューカス」と変える
アジューカスに進化した者は、更なる恐怖に晒される
それは
退化の恐怖
同属の虚(ホロウ)を喰らい続けなければ「アジューカス」は「ギリアン」へと退化する
そして
退化したものは、100%の確率で,個'を失い二度と「アジューカス」に戻ることは無い
そして、更に
同属の虚(ホロウ)に一部でも体を喰われたものは、そこで完全に進化を止める
それで能力も低下するのか、一部だけかは不明だが姿は変わらずとも階級や能力も下がる
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