まだ折れてないだろう

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「フハハハハハ!!この世界を掃除してくれるわー!!!」 放課後、吉田はそう叫びながらトンボかけ(グラウンドの整地)をしていた。 残った新入部員は少ないのだが、そんな事は関係無く、部活の準備をするのは俺達1年の仕事だ。 俺と的場は、倉庫から道具を出している。 「ちょっと摂津ちゃ~ん、1人でトンボかけはしんどいんですけど!?」 吉田は、そう俺に言ってきたが、まだ1年ですら4人しか来ていない。 「ファルケンボーグに手伝ってもらえよ、そろそろ着替え終わるみたいだぞ?」 それを聞いた吉田は、 「ブ、ラジャー!!」 と言って、ファルケンボーグの所へ向かった。 (何処の天才幼稚園児だよ)
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