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「……吉田、何球ぐらい投げた？」
俺は、マウンドの吉田に話しかけた。
「え～っと、１００球は投げたんじゃ無い？」
気付けば的場は泥まみれになっていた。
吉田もキツいと思うが、的場は試合にフル出場した後だ。
(仕方ない……)
これ以上はオーバーワークになりそうで、俺は的場に、
「おい、的場！明日から毎朝投げ込みの練習やらないか！？」
と、話しかけた。
それを聞いた的場は、
「えっ！？いいのか？」
と返す。
「ああ、その代わり今日はもう帰るぞ？それと、ジュースをおごってくれ！」
「ありがとう摂津！」
的場はマスクを外して言った。
「仕方ない、俺も手伝うよ？」
とここで、何故か吉田も話に加わってきた。
「その代わり、今日は帰るぞ？PSPを買ってくれ？」
的場は、そう言う吉田に近付いて、
「ありがとう、だが断る！！」
と言い放った。
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