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ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ！！！
「気を付けろ！！今このグラウンドはスタンド攻撃を受けている！！！」
吉田がそう叫んだ。
「ナイスボール！」
そんな吉田の事は無視して、的場がボールを返した。
月曜の早朝、約束通り俺と的場は捕球の為の投球練習をしていた。
「次はカーブを投げるぞ～！？」
軽く手先でジェスチャーをして、自慢のカーブを的場目掛けて投げる。
「くっ！？」
地面スレスレのボールは的場のミットを弾いたが、何とか的場は後ろに逸らさなかった。
「すまん、もう１球頼む！」
的場はボールを返しながら、そう要求する。
ブルペンでは、的場は俺のボールを弾くような事はそんなには無い。
ただ、やはり今は捕るのがやっとだという状態だ。
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