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―ピシ―
「うわっ!?」
一瞬、箱に触れた手に電流が走るような感覚が幸を襲った。
震える手で箱を開ける。
「…これ、砂時計…?」
中に入っていたのは砂時計。
その砂時計は、中の砂がガラスの粉で出来ていて、動かせばシャラシャラと光ってとても綺麗な物だった。
「綺麗…。でも、なんでここに…?」
まるで誰かに操られたように砂時計を光に透かす。
幻次郎はなぜ、このような物をこんな場所に隠していたのか。
幸の頭上にはハテナマークが浮かんでいた。
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