一章

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私は返答に困った。 彼女は私と会うまで魔法使いだった。 というか、私のせいで魔法が使えなくなった。 彼女の受け売りだけど、 魔法というのは特殊なエネルギーみたいなもので、一般的には奇跡とよばれるものを起こすことができる。 でも普通は奇跡なんて神のみぞ知るものであって、いつでもおこせるわけじゃないし、使いこなせるはずもない。 …なんだけど、突然変異っていうか、ごく希にそのエネルギーを使いこなせる人がいて、それが魔法使いって呼ばれる。 魔法使いは奇跡を起こすエネルギーを自由に使えて、使った後にまた自分の身体に戻すことができる。
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