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「放して…はなしてくださいっ!」
必死な叫び声だ。なんか色っぽい。
…とか言ってる場合じゃなかった。
「うっせぇな!人が来ちまうだろうが!」
金髪の男が怒った口調で怒鳴る。
「お前みたいな女は俺たちの相手をすればいいんだよ!」
ちょーおまーなに言ってんのー犯罪だよそれー
「嫌です…はなしてください…」
「とか言って実は襲われたいんだろ?袋の中に入ってた本見たぜ?」
金髪に続いて鼻ピアスの男が言った。
よく見ると少女から数メートル離れた所に青い袋…アニメイトの袋があった。
ちらりとのぞくのは薄い本…なるほど、同人誌か。
しかもエロいやつなんだろう。男たちはこれを見てこんなことを言っているのか。
「さ、こっち来ようか」
3人目の刺青野郎が少女の髪の毛をつかんで引きずる。
「痛いです…やめてください・・・っ
わたしは原作が好きだから同人誌買っただけで…べつにあんなことしたいとか思ってなんです…」
やはり男たちの勝手な口実だったのか、あの同人誌は。
「嘘つくなよ」
「みんな知ってるんだぜ?お前が変態女だってな」
「嘘をつきすぎたシンデレラはオオカミに食べられる運命なんだぜ」
ちょ、最後自重…
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