1章:出会いと始まりの橋の下

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「どどどどどうしよう・・・また今日も遅刻だ・・・」 目覚ましの設定を1時間も間違えて、学校に遅刻しかけている僕は、今年高校に入ったばかりの1年生だ。 「よし、仕方ない…今日は危ないけど…俺がガンダムだ…」 すぐに家を飛び出し、手頃な空き地に出る。 「とうっ」 僕が手を振りかざすと、そこに音もなくガンダムエクシアが現れた。 …そう。これが僕の能力。 実際にはないものを【実体化】させる能力だ。 ただし、魔法その他異能の能力を帯びたものはカタチだけだし、(たとえば贄殿遮那 (にえとののしゃな)を実体化させたとしても、火は出ない)刃物などの危険なものは人を殺せないように作られる。 まぁ、いま出したガンダムみたいなのなら人を踏みつぶすくらいたやすいのだけれど。 どうして僕がこんな力を持ってるのかというと…
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