1章:出会いと始まりの橋の下

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「学校行かなきゃだ…」 さっき出したガンダムエクシアに乗って、自分の通う高校へと機体を発進させた。 「全速前進だ!」 遅刻しそうな時はいつもガンダムに乗って登校している。 歩くより断然早いからだ。 小さくミニチュアのように見える地元を下に見ながら、今日も僕は空を舞う。そう、風のように… なんて痛いセリフを言っていたら学校についた。 さすがに学校の敷地にガンダムで入るのはまずいので、手頃な空き地(またか)に着地する。 「やっ」 消すときは逆に手を振り上げれば、出したものは消える。 まったく便利な能力だと思った。 空き地から校門まではおよそ100メートル。 チャイムがなるまであと15秒。 僕は一気に駆けだした。
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