14人が本棚に入れています
本棚に追加
「学校行かなきゃだ…」
さっき出したガンダムエクシアに乗って、自分の通う高校へと機体を発進させた。
「全速前進だ!」
遅刻しそうな時はいつもガンダムに乗って登校している。
歩くより断然早いからだ。
小さくミニチュアのように見える地元を下に見ながら、今日も僕は空を舞う。そう、風のように…
なんて痛いセリフを言っていたら学校についた。
さすがに学校の敷地にガンダムで入るのはまずいので、手頃な空き地(またか)に着地する。
「やっ」
消すときは逆に手を振り上げれば、出したものは消える。
まったく便利な能力だと思った。
空き地から校門まではおよそ100メートル。
チャイムがなるまであと15秒。
僕は一気に駆けだした。
最初のコメントを投稿しよう!