物語の始まり

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誰も居ないような下町の裏路地につくと召使いは、眠っているレイアの腕にナイフを刺した。 その痛みでレイアは目を覚まして、 「こ…ココは…何処?アナタはダァレ?…お父様とお母様は何処?…痛いよ!たすけてー。」 と叫んだ。 召使いは冷酷な顔をして、 「貴女のお父様とお母様は貴女をお捨てなさった。貴女にもう要はない。ココで深い眠りにつくがよい。」 と言いレイアを放置して去っていった。 レイアは震えながら、 「嘘…だよね。お父様、お母様…。」 と呟き泣いていた。
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