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一人でただただ泣いていると、
いつの間にか目の前に一人の女性がいた。
「貴女も捨てられたの?」
女性はレイアに話しかけた。
レイアは、
「分からない…。」と呟いた。
「きっと、そうね。最近多いのよ。王族は王子が生まれると、先に生まれた女の子を下町に捨てていくことが…。」
女性がそう言うと、レイアは自分に弟が出来た事を思い出した。
「貴女名前は?」
女性はレイアに優しく問い掛けた。
「…レイア。」
レイアは素直に答える。
「そう。レイアちゃんね。私はセラス。良かったら家にこない?レイアちゃんと同じ境遇の子が結構いるよ。」
そう言うセラスにレイアはうなづきついて行った。
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