*File-1*

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数分して、ホットコーヒーと一緒に私の元へ運ばれて来た。 「お待たせ致しました。」 コックの格好をした男性がトレーに乗せて運んで来た。 「苺のミルフィーユにホットコーヒーになります。ごゆっくり。」 私のテーブルの前に差し出された。 普段なら喜んで満面の笑みを浮かべながら、頬張るのに今日は違った。 店員が去った後、浮かない顔で運ばれた物には手を付けず、窓の外ばかり眺めていた。
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